
「分からないことがあればいつでも電話します」では、退任後の予定が立ちません。紹介する相手、回答する範囲、終了の目安を具体化します。
紹介と説明を、日常業務の代行から分ける
管理会社への紹介、設備の修繕経緯の説明、古い資料の所在の案内などを列挙します。これらと、毎月の送金確認や工事承認を続ける仕事は別です。買い手が社内で担当を置くべき業務まで、前社長の好意へ預けないようにします。
一週間の使い方を具体的に相談する
例えば週一回のまとめた質問への回答と、予定した取引先への同行を依頼するなら、所要時間と連絡窓口を決めます。これは取り決め方の例で、対応を当然に求めるものではありません。報酬、役職、責任の範囲も含め、実際の合意は契約へ反映します。
判断の依頼が前社長へ戻らないようにする
業者から直接電話が来ても、取得後の会社の発注を前社長が承認する運用にはしません。新しい承認者を取引先へ案内します。引継ぎの終わりは、紹介完了や資料の受渡しなどで確認し、延長が必要なら範囲を改めて相談します。