複数の買い手の提案は、価格と決済条件を分けて比べる

提示額だけでなく、調査後の変更条件や資金の準備にも違いがあります。同じ項目で比較して、確認すべき点を整理します。

価格の対象を合わせる

全株式の金額か一部の株式の金額か、役員からの貸付金をどう扱うかを確認します。不動産価格と株式価格も混ぜません。説明資料に同じ価格と書いてあっても、対象が違えば単純に順位を付けられないため、まず範囲をそろえます。

金額が変わる条件を読む

調査の結果、借入や運転資金の残高などによって価格を調整する提案なら、基準と方法を確認します。確定した金額と、前提を置いた希望額を別に扱います。分からない条件は交渉担当や専門家へ質問し、回答を比較表に残します。

資金と予定の確かさを見る

資金の出所と、準備の進み具合を聞きます。希望する決済日だけでなく、必要な調査や承認の日程も比べます。予定が早いという理由だけで実行可能と判断せず、何が整えば進められるかを確認しましょう。

譲渡後の条件も別に並べる

社長の引継ぎ、従業員、管理会社との関係など、売り手の希望に関わる項目を整理します。口頭の説明を確約として受け取らず、書面の条件を確かめます。価格だけで決める前に、今回守りたい条件と照らして比較します。

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